そろそろ学校が始まるところも多いでしょう。
休み明けは緊張しますね。
大人でも行きにくいんですから…
何かしら心に思っている子どもさんは、つらいかもしれませんね。
学校で保健室をのぞいてみると、休み時間のたびに不調を訴えてくる子どもたちがいます。
どこか痛いというわけでもなく用事があるわけでもなく、なんとなくしんどい〜〜だそうです。
体温をはかって「平熱だ・・・」とか言いながら誰かと話をしていく。
それだけでも、次の時間を過ごすエネルギーになるのかもしれません。
自分の苦手なことがある日は、どうしても学校に来たくない気持ちが大きくなるものです。
先生たちは「がんばろう!」と励まします。
保護者も「がんばってるね、すごいね〜!」と声をかけて送り出すんだろうと思います。
暗い顔で登校し、教室に行くことも嫌になり、立ち尽くしている子どもをときどき見かけます。
何がいやなのかは、担任に聞くとすぐ教えてくれます。
担任はわかっているんだけれど、「じゃあ、しなくていいよ」とは言えません。
ほかの先生もなだめることしかできません。
私は「がんばれ!」とは言わなくていいポジションですので、楽にその時間をやり過ごせるヒントをボソッと話すことがあります。
子どもは「いいの?それで?」という顔をしますけれど「いいよ〜pict:ok」と言います。
もちろん、担任や関係している教員には話した内容を伝えます。
「そう言ってもらえると、あの子もほっとしていると思います」とけっこう言われます。
教師には言えない言葉もいっぱいあるんですね。
ほっと力が抜けるせいか、普通にできるようになっていたりします。
子どもたちは、「大人から刷り込まれた思い込み」に従おうとして必死に暮らしています。
自分がしんどいのを封印して、大人が喜ぶことをしようとしています。
でもなんだかモヤモヤする。
・・・で、なんだかわからなくなって立ち尽くしてしまう
子どもは自分で育つ力、判断する力を持っています。
その力を信じて見守ることが大事なことだと思います。
なかなかできないことですけれど〜pict:hekomi