年度の後半になりました

今年度の半分が終わり、学校行事もひと段落する季節。

この時期、会社などと同じく学校も予算作成や異動希望の提出などの次年度の準備で忙しくなる。

よく、不登校児童・生徒の保護者からも「年度当初は学校からのかかわりも多かったのに、最近はめっきり減って忘れられているのではないかと不信に思う」などと話がある。

教員も行事などでバタバタしてしまうことと、来年度のことなどで作業が増えて生徒のことは気になりつつも時間的制約があることを、現場に入って理解した。

現状で不登校をしている児童・生徒の来年度の対応については、学校としては最善の状態で迎えたいという思いで計画を練っている。

児童生徒の希望、保護者の希望を聞き取り、できうる限りの次年度の準備をしようと学校管理職は奮闘している。

保護者の思いとかみ合わないことも多々あるようだが・・・

学校というものは各校それぞれにカラーがあり、伝統があり、文化がある。

その中での不登校発達障害児などへの考え方は温度差がある。

教員たちは「研修を受けている」と言っても当事者の思いに至るまでの研修ではない。

研修はすべての教員が理解できているかと言うとそうでもなく、聞きっぱなしの部分も多い。

教員たちは、内部に入ってきた人間は仲間と認めてくれるけれど、外部からの支援者には???なのだということもわかってきた。仲間意識はとても強いしガードも堅い。

教員にも当事者の思いを伝え、不登校発達障害の子どもへの接し方を一言アドバイスすると一歩前に進むことも多く、学校の中での理解も進んでいく。

保護者も、考え方を少し方向変換することで状況が改善していく。

やっぱり長年の固定した考え方に風を吹き込むことは必要なんだなあと感じている。

新米の私には難題山積だが、会の活動で学んだことがとても役立っている。

当事者・保護者の思いを伝えることも私の役目だと思う。

がんばろっと。