学校の中に入ってお仕事をしていた時のこと。
「思想信条によって学校に行かせません」という保護者がおられました。
3地域で活動し大きい学校ではありませんでしたが、それでも各地域に一家庭くらいの感じでした。
学校の先生の受け取り方は「ありえないですよね。親の信条で学校に来させないなんて」だそうで、「困った不登校」という感じでした。
何とか親を説得できないかと話し合いをしたりしたところもありました。
救済新法が施行されました。
宗教を子どもに強制することは虐待にあたる場合もあるそうなのですが、学校が宗教や親の思想信条を理解し見極めができるのかは疑問です。
「学校に行かせないこと」が虐待ととらえられ通報されるかもしれない状況にならないのかな・・・?とふと思いました。
教員が学校に来ない子ども・保護者の心理を理解しようとすることはあまり多くありませんでした。
保護者も学校側に思いを言うことはむずかしいですものね。
いろんな状況があるにもかかわらず「不登校」にまとめられて「困った人たち」になってしまっているかもしれませんね。