新年度ですね

新年度が始まりました。

就職、進学、進級 おめでとうございます。

春になって明るい気分になってきますね。

しか〜し!新年度は、「登校するいいチャンス!」などとは思わないようにしましょう。

きっかけは本人が決めるもの。

時間的に区切りがいいからと言って、そこで気持ちが切り替わる人とそうでない人がいますから。

担任が変わって「登校できるかも?」と思われるかも知れませんが、子どもたちの中には『教室の景色』が思い起こされて、その中で自分に起こったことへの恐怖から登校できない子どもさんもいます。トラウマ、フラッシュバックなどという感じを思ってみてください。

本人の中でもわかっていない感情かもしれません。

本人といろいろな話をする中で、第三者として読み取れてくることだと知りました。

学校の先生との相談会議などでそのような観点も含めて接してもらうよう依頼したりします。

学校の先生も、不登校に関しては保護者と同じような感覚の方もまだまだ多いので、子どもさんの味方である保護者の価値観が大事になってきます。

ひどくこだわりがある場合心理検査を受けられたほうがいい場合もありますので、療育センタ―などや、精神科医臨床心理士などの専門家に相談されてもいいかもしれません。

不登校(学校に行かない状態)自体は、病気でも障がいでもありません。

表出している状態で関わり方を判断していきますので、見きわめはなかなか難しいですが…

「学校に行けない」などと思わないで、新学期も楽しくお家で過ごしてくださいね。