教育機会確保法の話をしました。

2月末のある日、SSW担当地区の中学校1校・小学校5校の健康指導部会の養護教諭たちに「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(教育機会確保法)」「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」について講師として話しをしてきました。
奥地圭子さんが書かれてる『「教育機会確保法」これまでとこれから』を参考にさせていただきました。
賛否両論ある法律ですが、法を守る立場の者(スクールソーシャルワーカー)としては担当地区の先生方と主旨を共有しておきたいと思いました。

地方の中山間地の不登校理解は、首都圏や都市部にはほど遠いです。
むしろ当事者の気持ちや保護者の気持ちを理解することなどは、ほとんど考えられていないといったほうがいいのかもしれません。
不登校新聞を創刊時から読み続けてきて情報をいただいてきたことが、今回とても役に立ったと思います。子ども理解や保護者の思いを伝えるときに私個人の思いと受けとられそうなことも、不登校新聞の記事とともに話をすると理解してもらいやすくなります。

今の状態では学校や教員に法律を理解してもらうのはなかなか難しいだろうと思います。
今回は演題を自分から提案したので話すことができましたが、ほとんどの先生は法案と通知を読んでおられませんでした。
大海に小石を投げただけだろうと思いますが、少しでも共感してくださる先生が増えることを祈りつつ・・・