不登校をしたくても・・・

「学校に行きたくない」と思っている子どもたちに、「行かなくてもいいよ」と言ってあげられる子どもは学校の中ではわずかだ。

「行きたくない」ことが認められない子どもたちの居場所として、学校内の保健室だったり別教室だったり、学校外の適応指導教室などは必要なものであり、それらを準備することさえ許されな現状を打開するために法律は必要なものだと思う。

法律ができてしまったら終わりではなく、その法律をどう使っていくかは市民が決めていくものだから、みんなで動かしていけばいいのだ。

上から目線で「法律はよくない」と言われたら、恵まれた不登校家庭は救われるだろうけれど、そんな法律が作られようとしていることも知らないであえいでいる人たちはどう思うだろうか?

不登校を差別する」のではなく、「家でゆっくり休む」という安心・安全を確保できない子どもたちのために、安心できる場を作ることが命や生活を守ることにつながらないのだろうか?

そのための法律だと考えるのは間違っているのだろうか?

地方では、フリースクールなどの資源は少ない。その費用を捻出できる家庭も少ない。

「自分が生きている意味が分からない」「学校が苦しい」と思っている子どもたちが休むことも許されず、しんどい思いを抱えながら教室に居続けなければいけない現実。

今も命と学校をかけひきしている子どもたちが確実にいる…

それを知りながらも休ませてあげられない保護者達の現実。

学校も教員も心配しつつもどうしようもない現実。

わかっているのに『大人の都合』で子どもたちが苦しんでいる。

せめて、法律で、全国一律に最低限の支援を保証してほしい。

都市部では当たり前のことが「当たり前ではない」地方の子どもたちのことも考えてほしいと心底思う今日この頃。