スクールソーシャルワークの現状

「スクールソーシャルワークの現状について」

http://www.sswaj.org/pdf/20141027messagepdf.pdf

日本スクールソーシャルワーク協会会長 長 俊介氏が2014年10月に発表したものです。

先日、前会長の山下英三郎氏がNHKラジオで話されていましたが、ワーカーの専門性について危惧されていました。

スクールソーシャルワーカーの仕事は子どもの問題について多岐にわたりますが、「不登校」だけを取り上げてみても「子どもの最善の利益」の共通認識があいまいなままのように感じます。

(私が何人かのワーカーとお話しさせていただいた時の印象ですが…)

教育委員会配置ということは、当然学校復帰が第1の解決法になる可能性が高くなります。教育委員会・学校・保護者の考え方が最優先になり、子どもの思いが置き去りになる可能性もあります。

大人が考える最善の方法と、子どもが求めている一番のこと。

それをよく聞き取り、何が「子どもにとって最善なのか」を見極めていくことが大事なのだと思います。

ソーシャルワーカーとしての専門性も必要ですが、大人の思いを押し付けることがないような働きを期待します。