貧困の連鎖とか虐待の連鎖とか言われるが、不登校の相談を受けている中でも「連鎖」していると思うことがある。
今「母親が重い」などという本が出版されているが、「母親」が成人し結婚した子どもをまだ縛りつけていて、その母親が同じように子どもを縛っている、という状態。
不登校の子どもの相談から、お母さん自身が自分の母親に縛られていることを発見するということはよくある。
今までそれに気づかず、親と子どもの板挟みになって苦しい思いをして逃げ場がなくなっているお母さん。
はっと気付いて、「問題は私だったのですね…」といわれることがある。
家族のゆがみが「不登校・ひきこもり」という状態にあらわれていることがある。
絡んだ糸はゆっくりとほぐしていくしかないけれど、気づくことは大切。
「当たり前」の価値観で考えない誰かに助けてもらうことも“あり”かもしれないですね。