いじめがきっかけで不登校のなった女の子。
「学校に行きたい」と言っているのに、学校・教育委員会・相談機関などにSOSを出し続けているのに、誰も支援しなかった。
「学校に来ないことには何もできない」と言われてしまうこと、保護者が関係機関と話をしようとしても取り合ってくれないことがどれだけつらいことが学校関係者には想像できないのだろうか?
~わたし(当事者・保護者を経験)が学校(職員室)に入って感じたこと~
生活や子育てでしんどい思いを抱えているけれど、学校の先生の前では言えないこともいっぱいある保護者の心に寄り添うことができない教員たち。
ご自身が苦労をされていないのでしんどさを想像すらできず「がんばりましょう」と言ってしまう教員たち。
職員室で「親があんなだから・・・」と言ってしまう教員たち。
謝ることをしない教員たち。
信頼関係ができていると勘違いして、上から目線で指導している教員たち。
自分の理解できる範囲以外のことは知らぬ存ぜぬで通用してしまう学校社会。先生は賢いから、外部からの指摘のかわし方は立て板に水、さすがだと思う。
私の子どもたちも職員室であんな風に言われていたんだなぁ・・・と思った。
不登校の児童生徒の心理状態、その保護者の心理状態の想像はできず、座学で研修したことで判断しようとするからトンチンカンな対応になってしまうことが多い。
経験したことがないのならばしょうがないこととは思うが、自分軸で判断してしまうことはどうなんだろうと思う。
私が不登校と関わるようになって30年近く。学校や教育委員会などの対応は全く変わっていない。何人の子どもたちが命を懸けてきたと思っているんだろうか?
上の人に忖度し、横並びをよしとする大人の都合ばかりの教育の現場。
すべての子どもたちが多様な生き方を選べる日は来るのだろうか?
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