異次元の対策・・・?

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~(今年4月に)こども家庭庁ができたあかつきには、不登校児童対策においても異次元の対策ができるように、そういったものをしっかりめざしていきたい。~

 

異次元の対策って何だろう・・・?

 

広島県での不登校の対策は・・・

不登校支援センターの取組
不登校SSR推進校(県内33校)への支援
Ⅱ 教育支援センター(SCHOOL“S”)による支援
Ⅲ 広島LEARNプロジェクトの実施
・東大LEARN in 広島
・オンライン学びプログラム・オンラインクラブ活動
・いつでもチャレンジ
フリースクール等民間団体との連携体制の構築
Ⅴ 個別最適な学び探究セミナーの実施(年間5回)

 

児童生徒への支援は充実しているようにみえるけれど、SSRは在校生しか通えないから使えない、校内にあるから行けないと保護者は言っているし、教育支援センターは広島市からは遠いし、オンラインも興味を持たないという保護者もいるし・・・

県内の民間団体との連携もはっきりしたネットワークとかはないし。他県では親の会、フリースクール教育委員会、行政、社会福祉協議会、議員などがネットワークを作って不登校のことを話し合ったり不登校理解についてや教育機会確保法の周知について協力してイベントを開いたりと活発なところが増えてきているけれど、今のところそんな動きは聞かないし。(聞いていないのは私だけかな?知っておられてら教えてください)

不登校特例校も中国地方にはまだない。

 

教育委員会は、子どもの教育のことには一生懸命なんだけれど保護者に対する動きが全くない。

「保護者のしんどさについての支援」

私は昨年3月まで7年間スクールソーシャルワーカーをしてきて年3回研修があったけれど、そのなかで1回も不登校についての研修はなかった。ワ-カーそれぞれの価値観で不登校の家庭の支援をしてきている。保護者のしんどさに共感できるワーカーがどれくらいいるんだろう?と思っていた。

親の会でもスクールカウンセラーは知っていてもスクールソーシャルワーカーの存在を知らない方が多いし、スクールカウンセラーにも共感してもらえないとしんどさを膨らませている保護者は多い。

 

教員目線、研究者目線、大人目線で対策を考えているようだけれど、当事者不在の支援策などありえない。「よかれ」と思ってあれこれ考えるよりも、当事者を巻き込んで対策を考える方が効果的な支援策を考えられると思うんだけれど。