不登校は親の育て方が悪いから?

親の会などでも、子どもが不登校になったのは「親(特に母親)の育て方が悪かった」からだと責任を感じておられる方がいらっしゃいます。

そうなのかな・・・

子どもの個性は一人ひとり違うし、「こうする」という決まったものがないからみんな迷って悩んで日々を過ごしているのに。

それで必死になってしまったり、ごたごたになってしまったり・・・

みんな頑張っているのに。

思考錯誤を繰り返すのが子育てでは?

 

子どもの親を育てたのは親だし、その親を育てたのも親だし・・・とずっと続いている家族があって、性格だったり特質だったり環境だったり地域性だったり時代なんかがまぜこぜになって今の家族が作られているわけで、突然に「不登校の子ども」ができたわけではないんじゃないかと思うんです。社会や家族の歴史の中で培われてきたものを守ろうとする大人たちの中で、今を生きるために不都合だったり違和感だったりを感じた子どもが学校や社会、家庭のなかで表現している一つが「不登校」なのかもしれません。

自分の人生も子育ても卒業はないと思うんですよね。みんなで迷って悩みましょう!