小6の不登校 中学校への進学前に・・・

~スクールソーシャルワーカーの経験から~

小学校6年生で不登校をしている場合、中学校への不安が大きいですね。

保護者としても進学する予定の中学校の情報がほしい場合もありますね。

中学校側も小学校から不登校児が進学してくることは不安があります。

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと接点がある場合、小中学校兼務だと情報が共有されやすいですが、別々だとまた初めから話すことになります。

中学校へ伝えたいこと、聞きたいことがある場合は、早めに連携をとることをお勧めします。

その場合、保護者が中学校に直接連絡するよりも、小学校の担任の先生または管理職(教頭・校長)を通じて中学校に面談希望を伝えてもらうとスムースです。担任じゃなくても、養護教諭とか学年主任とかでもいいです。話しやすい先生にお願いし管理職に通してもらいましょう。小中学校の校長先生はしょっちゅうお話をしているので、日時の希望とか調整してくださると思います。

 

面談前には保護者の「思い」を整理しておきましょう。

発達の特性などがある場合は、配慮していただく点もしっかり伝えてください。

不登校の子どもに対して「してほしいこと」「してほしくないこと」の希望がある場合も、伝えてください。

担任が男性、女性の希望とかも。

学校側は「来てほしい」のが一番の思いですから、そうゆう内容のことを言われるのは想定内だと思いましょう。

できれば、お父さん、お母さんご一緒だといいです(お二人の意見が違っていてもいいですが、どちらかが強い立場の場合はおひとりで・・・)

2月くらいに学校説明会があり、制服の予約などがあります。子どもさんが参加できるようであればいいですが、できない場合のことも相談しておくといいですね。諸手続きの説明もありますから、保護者は参加したほうがいいかもです。(ほかの保護者さんと顔を合わせたくない場合は、後日事務室で説明していただけるかも確認しましょう)

制服などが購入できるお店の情報なども教えてもらってください。学校で予約できなくてもお店に個人的に行って注文できることがありますので。(説明会に参加できないことで、無理強いして気持ちがこじれてしまうことがありますので、それは避けたい。説明会で予約できなくても大丈夫と安心してもらうためにも)

子どもさんが中学校を見てみたいと思っているようであれば、調整しましょう。

 

小学校から中学校への児童の情報は、中学校3年生の卒業式後に細かい連携が行われるところが多いです。小学校が一人ひとりの細かい資料を作成して中学校と会議をして共有します。それには小学校の担任と関わってきた教師の印象だったりも含まれていることもあります。

やっぱり教員同士、見る視点が保護者とは違うので、面談でお願いしたことが全部その通りになるとは思わないほうがいいです。学校・担任の方針もありますし。

保護者が中学校の管理職と面談をしても、新年度移動していることもあるので引継ぎをしっかりしていただけるようにお願いしてくださいね。

中学校進学について心配は尽きませんね。

ご質問がありましたら、メールでお受けします。⇒  ftko_hiroshima@yahoo.co.jp

1月14日(土)の親の会でも相談をお受けします。