ホームスクール

7月7日付中国新聞くらし面に「ホームスクール実践者に聞く」という記事が出ていた。

奥地圭子さんも「ホームシューレ」という活動を20年くらい続けている。

「ホームスクーリング」「ホームスクール」「ホームエデュケーション」「アンスクーリング」とか言われる家庭で学ぶ教育の形で、欧米では認められている教育方法である。

我が家も、義務教育を受けなかった不登校児3人との生活だったので、結果的に「ホームスクーリング」になっていた。当時から「ホームスクール・ホームエデュケーション」については知っていたので、学校に行かない選択をした子どもたちには「学校に行かないなら家でいろんなことしていけばいいね〜」と言っていた。もちろん教科書などは一回も開いたことはない。要するに、ただのお気楽な遊びほうける不登校生活だっただけなのだが。

そうして育った結果、成人した子どもたちは社会の中で生活する人になった。

ふがいない親を叱咤するくらいの一般人である。

当然「生きづらさ」はかなり感じていると思う。発達凸凹がある人たちなので。

日本では、「ホームスクール」はなじみがないことと、学校側(大人側)がまだまだ学校でしか教育はできないという思いが強いので、子どもたちは学校と距離をとることが非常に難しい。

先日も学校関係者と話す集まりがあったのだが、「不登校児をいかにして学校に来させるか」の意見がほとんどだった。

今「ホームスクール」を実践しようと思うと、保護者の強い強い意思と安定した生活力、経済力、教育力、忍耐力、見通す力、調整力などがないと続かない。

コロナでの休校と違って、放置が許されることではないからだ。

コロナ休業の前と後では「学校に行かないこと」の見方が変化してきていると感じている。

「多様な教育」が言われる以前はもっと自由に子どもと学校の関係を考えられたり、親子の関係を考えられたりしていたような…

むずかしいね・・・