中学校の不登校。
支援を頼まれて、保護者面談やら家庭訪問やらしている。
親の会と同じで、保護者はほろほろと涙を流す。
しんどいままずっと過ごしているのだ。
中学校の不登校生徒が硬直状態で動かないまま卒業を迎えていくのは、先生が「わかろう」としていないから。
生徒には「わからないなら勉強しなさい!」とか言っているくせに。
中学校は入学した時から高校進学を目指している。
試験の点が取れないと1年担任でも「高校どうするのかね?この人…」と言われる。
その先の人生、いかに生きるか?などはどうでもいい。
「通信制高校なんて続きゃしない」と言い切る教師。
そりゃそうだ。生徒にはその先のイメージが何もない。
高校合格がゴールで、その先はドン底の谷であり暗黒の世界ってイメージ。
それに向かって必死で進もうとしているんだから、高校で続くわけないじゃん。
不登校児童生徒に生きることの楽しさを教えられず、保護者のしんどさに共感することも出来ず、学校に来ない児童生徒が悪い、それを許している保護者が悪いと、自分たちの力量を棚に上げて人を責め、わかろうと勉強しない教師っていったい何者?