今年度、学校現場で仕事をしている。
我が家の子どもたちが小さかった頃、さんざん喧嘩した小・中学校。
「いまさら〜!!」「なんで〜?」と外野の声・・・
大きい都市と違い、地方ではNPO法人や市民活動の立場で学校にかかわることは非常に難しい。
個人的に教員と話し合うことはあるけれど、あくまでも「個人」の付き合いである。
学校の中で子どもたちがどのように生活しているか、どのように教員と接しているのか、保護者がどう思われているのかなどを知ろうと思うと「職員室に入る」しか手立てがない。
そこで今年度は『職員室』の一員となるべく申し出たらOKしてもらえた。
校長先生みたいに授業中に廊下を歩き回ることや教室に入ることを許されている。
勉強を教えることはできないけれど、子どもたちの顔を見てまわることができる。
職員室での教員の「おもしろい」生態を見ることもできる。
教育委員会の考え方も知ることができた。
子どもたちと接することも多いが、保護者とのやり取りも少なくない。
親の会で話してきたことと同じような相談もある。
「親の会」などがない地方都市では、大人は思考停止状態である。
子どもの立場で考えること、保護者の立場で考えることを基本にしているが、教師がどのように考えるのかが少しづつ加わりつつある。
「学校」に連なっている人たちの思いを繋ぐ役割を与えられた一年。
不登校だけでなく発達障害も特別支援教育もモンスターペアレンツにも貧困にも介入することになるのだが、会の活動で学んできた今までの経験が貴重なものになっている。
学校なのでもう少し夏休みがあるかと思ったが「通常どおり」勤務。
生徒がいないから楽勝!と思ったけれど、教員の悩みの解消に一緒に悩む。
新たに勉強しなくてはいけないな〜と思うことなどもある。
暑いけれど、シャキッと仕事ができるように、精進しよう〜っと。