奥地圭子さん 授賞式

12月13日 広島大学で行われた奥地圭子さんのペスタロッチー賞授賞式に出席させていただきました。

不登校なう」の映像を一部引用されたリ、葛飾シューレ中学校のようすを映像で見せていただいたり、奥地さんの活動がギュッと詰まった講演でした。

広島大学の学生さんたちもたくさん来ていました。

教育の一つの在り方として、今後に参考にしていただきたいと思います。

Fonte(旧 不登校新聞)376号 2013年12月15日号の記事から〜

東京シューレ代表理事であり、本紙代表理事奥地圭子氏が第22回ペスタロッチー教育賞を受賞した。

 ペスタロッチー教育賞は1992年に広島大学大学院教育学研究科が創設した賞。教育実践家・ペスタロッチーの精神に通じた教育実践を行なう個人あるいは団体を毎年1人、表彰している。過去には映画監督・山田洋次氏、ユニセフ親善大使・黒柳徹子氏、日本最初の肢体不自由児養護施設の設立者・宮城まり子氏らが受賞。

 ペスタロッチー(1746年〜1827年)はフランス革命後、戦争や経済構造から生み出された孤児や貧しい子らを預かり、安心して学べる場を提供。さらにその実践を通して、教育の保障の必要性を社会に発信した。こうした実践や思想は、ドイツの教育学者・フレーベル、子どもの権利条約の生みの親・ヤヌシュ・コルチャック、日本でも長田新氏をはじめ多くの教育学者に影響を与えた。

 広島大学大学院教育学研究科は、奥地圭子氏に対し、長年の教育実践、偏見に対する挑戦を評し、ペスタロッチ―教育賞を贈呈した。

奥地圭子さんのコメント

 「思わぬ受賞の報に驚いた。過分な評価に恐縮したが、これまでの実践や活動ができたのは、まったく共にやってきた子ども・若者・親・スタッフ・協力者・家族のたまもの。みなの代表で受け取ることにした。子ども一人ひとりの尊厳が守られる考え方や活動が今後も広がってほしい」。