今朝、こんなメールがきた。
pict:symbol2中国新聞ちゅーぴーデイリーメール8月31日付
〜安心・安全メモ〜
(抜粋)
「夏休み明け 増える不登校」
夏休み明けは不登校になる子どもが増えるそうです。親子向けの対処策はー。
まず、不登校気味になると
(1)時間つぶしにネットゲームなどにはまる
(2)昼夜が逆転
(3)親はゲームを取り上げて子と対立
などの悪循環になりがちだといいます。
親は困ってマイナス思考になるかもしれません。
そんな時は「北風と太陽」の太陽になることを心掛けるといいそうです。
東京の「子ども教育センター」によると、
▽好きなことや得意科目に打ち込んで自信をつける
▽人の目を気にしない
▽朝早く日光を浴びる
▽感情表現するため語彙を増やす
―なども効果的だそうです。 (報道部 鈴中直美)
またまた出ました。
大人目線の支援法。
学校に行きたくない気持ちを抱えて夏休みになった子どもたちが、夏休みを挟んで行けなくなることは当然のことだと思う。
大人だって、つらいことや嫌なことがあったら好きなことをして解消するでしょう。
お酒を飲んだり、ギャンブルをしたり、旅行をしたり、おいしいもの食べたり…
子どもは、基本的にお金を持っていないから外で遊ぶことはできない。
うっかり昼間に外に出たら補導されたり、学校へ通報されたり…
学校へ行かないことに加えて、親にもっと叱られたり近所で噂になったりメンドクサイことになるし。
だったら、家で持っている「おもちゃ」で遊ぶしかない。
ガタガタ言う親と顔を合わせるくらいなら朝は寝て過ごしたほうがいいよね。だから昼夜逆転するのは当然。
ネットができる子どもは夜中のほうが面白いものね。夢中になるよね。
そうしたら朝は当然起きられないし起きたくない。
親は、そうなる前になぜ子どもの気持ちを聞いて話し合えなかったかな?
いじめられているかもしれない。勉強が嫌なのかもしれない。
気持ちを言ってもらえない親になっていないか、話しづらい親ではないか?
自分自身を見つめる余裕がなかったら、子どもから話してはもらえないと思う。
親の一方的な思いで、子どもたちを苦しめないでほしい。
「親だから」無会話でも信頼関係を作れているわけではない。
「何とかしなくてはいけない」のは子どもも真剣に思っている。
大人は「わかってあげたい、わかりたい」ともっともっと努力しなくてはいけない。
「北風と太陽」の太陽になっても、子どもにはウザいだけである。
ウザいと思われてしまうと、もう話しができる状態ではなくなってしまうのでね。
大事なのは「子どもの立場で考える」ことだ。
不登校支援をしている多くの団体などのほとんどが「大人の都合」の支援をしているところが多い。
親が満足する支援をしないと、高額の料金を取れないからね…
子どもにばっかり変化することを求めていませんか?
どうすれば登校するかを教わるより、自分自身が変わることのほうがお金もかからないし、確実に子どもさんとの関係が良好になると思います。必要なのは「努力」だけです。
個人的には、相談機関に高いお金を出すのなら、子どもの将来のためにとっておいたほうがいいと思っています。
悩んでいる保護者の方、「個人相談」や「親の会」があります。
学校へ行かなかったら将来どうなるのか?もう将来が閉ざされたのか?
毎日顔を突き合わせて、もう煮詰まった!などの相談もお受けします。
親の考え方が変わると、子どもさんの状態がガラッと変わるということをたくさん経験してきました。
学校へ戻すことだけが選択肢ではないと考えています。
子どもさんの悩みを一緒に考えていきませんか。
学校へ行かなくても元気に生活している子どもはいっぱいいます。
11月にコンサートを予定している「マイペースプロジェクト」のメンバーは不登校経験者のグループです。とても素敵な歌を演奏してくれます。
ぜひ聞きに来てくださいね。