親の会 4月~5月の予定

不登校を考える会・広島は・・・】

☆1999年から、不登校で悩んでいる子どもやその家族で集まり、毎日思うこと、悩むこと、心配事、経験談などを聞いたり話したり・・・ということを続けています。3~4人で話しています。会員制ではないので毎回来られる方、時々来られる方、初めて来られる方といろいろです。

 

*親の会                 
     ☆ 2024年 4月13日(土)10:00~12:00

                  ☆ 2024年 5月11日(土)10:00~12:00

          会 場:広島市佐伯区地域福祉センター5階 小会議室 
                     主 催:不登校を考える会・広島

          参加費:200円

  ・予約なしでお越しいただいても大丈夫です

  ・お問い合わせは ftko_hiroshima@yahoo.co.jpまで。

  ・お飲み物等の準備をお願いいたします。(会場フロアに販売機があります)

 

☆「学校に行きたくない」「学校に行かない」子どもさんを持つ保護者さん、発達特性があって学校に行きづらい・不登校になっている子どもさんの保護者さん、「学校には行かなくてもいい」「ホームスクーリングをしたい」と考えておられるご家族、ひとり親家庭での不登校で困りごとがあったり孤独だったり悩みなどがあるご家庭、お孫さんのことを心配されているおじい様おばあ様などのお話をしたり聞いたりする「親の会」。

毎日の生活で感じる子どもの成長やちょっとした出来事から見つけたこと、学校への思いや心配事、愚痴、などなんでもお話ししましょう。

お子さん・お母さん・お父さん、祖父母の方などのご家族の応援をしています。

 

☆会員制の団体ではありません。

・年会費・入会金はありません。参加費のみ(200円)お願いしています。
不登校・ひきこもりの子どもを持つ保護者・家族の自助グループです。  

・小人数(3~5人くらい)での集まりです。会員制ではないので毎回メンバーが違ったりします。

・お住まいの地域は問いません。佐伯区以外にお住まいの方もどうぞご参加ください。
・当日参加、時間内の途中参加・途中退室も大丈夫です。
・会で話した内容は、会場退出後に外でお話にならないようにお願いします。
      

☆ご相談・お問い合わせは ftko_hiroshima@yahoo.co.jp までメールをお送りください。

「会」と名のっていますが、代表がほぼ1人でボランティアで活動を続けています。⇒代表プロフィール

 

 

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今、問題となっている性被害について考えます。ぜひ一緒に学びましょう。

futokohiroshima.hatenablog.com

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不登校支援を考えるものとして、とても重い問題です。

今回の講演会では、書かれているフリースクールのことに触れることはありません。

今、社会的に考えなければいけない問題をどうとらえていくかを学ぶ講演会にします。

www.bengo4.com

モヤっとする

ネットの情報を見ていると、「???」という支援団体をたくさん見かける。

明らかに保護者の不安をあおって自団体につなげようとしている文言が並ぶ。

早くに自団体につなげて、ずっとそこにかかわるようにしむけて、長期間お金を取ろうとしているの?と思わずにはいられない。それも高額。

不登校・ひきこもりが社会で認知されてきて、不登校ビジネス・ひきこもりビジネスが増えてきた。

親の不安が商売になる。

モヤっとする💢💢

 

焦って変な支援団体につながると、被害を被る(将来的にも)のは子どもである。

「親(大人)のよかれ」は「子どもには迷惑」

これ、私が子どもたちから学んだこと。

子どもを中心に真摯に考えて支援してくれるところを大事にしたい。

3月の親の会のお知らせ

3月になりました。

高校では卒業式があったところもありますね。おめでとうございます🌸

受験のシーズン、ドキドキですね。

進級・進路について悩むことも多いと思います。

悩み愚痴もやもや、いろいろな思いを吐き出す場として、親の会を利用してください。

 

 ☆ 2024年 3月 9日(土)10:00~12:00

          会 場:広島市佐伯区地域福祉センター5階 小会議室 
                     主 催:不登校を考える会・広島

     

     ・参加ご希望の方は、ftko_hiroshima@yahoo.co.jp までお知らせいただけると助かります。

                  ・参加費:200円

     ・申し込みなしでお越しいただいても大丈夫です。    

     ・当事者家族を対象とした集まりです。

     ・お飲み物等の準備をお願いいたします。

    

    ☆次回は4月13日(土)の予定です。

    ☆会に対してのご希望(日時や内容についてなど)がありましたら連絡してください。

    ☆個別にメール・オンラインなどでもご相談をお受けすることも可能です。

    ☆ちょっと聞いてよ!のお話でも、愚痴でも、相談でも・・・

    ☆孫のことで悩まれているおじいちゃん、おばあちゃんもどうぞ。

       メール   ftko_hiroshima@yahoo.co.jpまで。

【オンライン】信田さよ子さん講演会 ~登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク~

【オンライン】信田さよ子さん講演会

登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク 世話人交流会のお知らせです。

講師は信田さよ子さんです。
 
性被害は学校やフリースクール、支援の場所でも起こりうることです。
誰にでも被害者になる可能性、また加害者になる可能性があります。
深刻な問題を皆さんとご一緒に考えていきたいと思います。
 
 
今回は、社会的にも大きく問題となっている性被害について 信田さよ子さんを講師にお招きし、学習する機会とさせていただくことにいたしました。
性被害は誰にでも起こり得ることであり、性被害から不登校につながるケースもあります。
会員以外の一般の方も参加できます(有料)
ぜひ、みんなで学びを深めあいましょう。
 
◎日時
2024年3月23(土)14:00-16:00
 
◎実施方法
オンライン:ZoomURLはお申込み締切り後にご案内いたします
 
◎タイムテーブル
14:00  世話人交流 開会
     あいさつ
     講師紹介
14:10  信田さよ子氏 講演会
     お話いただく内容
      ・性被害とは
      ・二次加害とは
      ・性被害の深刻さ
      ・加害者にならないために
      ・もし被害にあってしまったら 
15:30  質疑応答
16:00  世話人交流 終了
 
お申込みは以下のPeatix からお願いいたします。(3/19〆切)
 
◎注意事項
お申込みは各団体1名様までは、正会員:無料、賛助会員:1,000円となります。
2名様以上お申し込みの場合は、「一般」の区分よりお申込みください。
 
交流会へのご参加をお待ちしております。
 
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今年の全国大会は、8月24日、25日 山形での開催を予定しています。
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(メモ)五味太郎さん インタビュー記事 

五味太郎さん。

25年くらい前、広島で不登校のことについての講演を聴いた。

娘さんが不登校だとお話されていて、そのお話の内容に激しく同意したことを思いだした。

その時私も「参加者がこんなにいるんだから、これから世の中は変わっていくんだろうな、不登校でこんなにしんどい思いをするのも私たちで終わるのかもしれない」と思ったけれど、25年過ぎた今もほんの少ししか変わっていない。…というか何も変わっていないに等しい。

考え方を変えると生きやすくなる。私はそれを「不登校」から学んだ。

「…ねばならない」ことにしんどさを抱えていたこと。社会や学校に違和感を抱くことへの罪悪感。学ぶとはどうゆうことなのか、なぜ学ぶのか。生きづらさはどこから出てくるのか・・・などなどなどほかにもたくさん・・・

自分の中での今までの価値観の見直しや、しんどさの答えが見つかっていったのは、子どもたちと不登校の生活を共に過ごしてきた中から感じ考えられたからのように思う。

五味太郎さんのお話、沁みます。

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不登校新聞 3月1日号 https://futoko.publishers.fm/article/28421/

「構造を変えるよりも明るく逃げよう」絵本作家・五味太郎が語る歪んだ社会から逃げることの大切さ【全文公開】

 

――今日は不登校について、お話をうかがいたいと……。

 俺ね、今は基本的に、こういうインタビューを受けなくなったんだ。相手に悪いから無下に断るわけにもいかないけどね。20年~30年前の、娘が高校生くらいまでの時期は、学校についてよく考えていたよ。すごく興味が湧いて、『大人問題』や、『じょうぶな頭とかしこい体になるために』などの本にも書いた。いろいろなところに呼ばれて、講演会もずいぶんやったんだ。

 「学校ってヘンだよね」という話をすると、みんなが盛り上がってくれて、その場では賛同してくれる。だから「こんなに反響があるなら、学校のシステムも変わっていくのかな」と期待していたんだ。だけど何十年か経っても、基本構造はなんにも変わっていない(笑)。

 システムそのものを解体してしまったら、困る人が出てくるからだろうね。学校業界がなくなったら、雇われている先生たちとか、教科書をつくっている出版社の人とかが、食べていけなくなるわけだろう。

 物事を深く考えられない人は、「誰かが悪意を持って、悪さをしている」と発想する。だけどひとつひとつの問題で犯人探しをしても、意味がないんだ。結果として「悪」ではあっても、悪意はない。歪んだ社会構造そのものが変わらないかぎり、学校業界の歪みも解決できないよ。

学校は子どものニーズに応えて

――学校のどのようなところが、歪んでいるのでしょうか?

 「やっていれば儲かる」という業界の構造が、もう歪んでいるよね。学校って、子どもに対するサービス業的な観点がまるでないだろう。仮に、「週5日通わないといけない定食屋」なんてものがあったら、いくらでも儲かるじゃないか。店を開けているだけで、かならず客がやって来る。来ない客がいたら、「客のほうがおかしい」なんてな(笑)。学校は「来ないと卒業させないぞ」と言って、子どもを脅しているわけだろう。商売だったらありえないよね。

 町なかで経営している塾は、子どもにちゃんとサービスをしている。授業に出られない日があったら、その日の授業内容を子どもにメールしているんだ。学校だって、子どものニーズに応えないといけないよ。

――学校の構造が歪んでいても、子どもはガマンして通うしかないのでしょうか?

 構造をドライに理解して、合わせていくしかないだろう。それがほとんど結論だよ。俺の友だちには優秀な奴が多くて、役人をやっていたり、大きな会社で出世していたりする。そういう奴は、やっぱり社会の構造をよく理解していると思うね。

 組織に「使われる」のではなくて、自分が組織を「使う」ことを考えている。「好きな車をつくりたい」と思っても、自分1人でつくるのはたいへんだ。だけど自動車会社に入って、整備工場やデザインの部署を利用すれば、車づくりができる。子どもも、構造を理解して学校を「使う」べきだよ。

制度を利用する という気持ちで

 「学校がまともだ」という前提に立っているから、「学校へ行っていない自分はおかしい」なんて悩み方をするんだ。おかしな社会のなかで、大人たちだっておかしくなっている。学校制度を否定して、別の生き方をしようとする人もいるけど、それだと面倒くさいことが増えてしまう。

 何かしたいことが出てきたときに、中学卒業の学歴が必要なこともあるだろう。そういう仕組みになっているわけだから、「だったらまあ、卒業しておくか」でいいんじゃないか。

――私は不登校だったので、中学校も「卒業できないかもしれない」と思い、不安でした。

 いや、「卒業できないかも」なんて悩む必要はないんだ。義務教育は、卒業したければできるんだよ。俺の娘が小学校へ行かなくなったときは、校長が理解のある人だった。

 娘に向かって、「私にはあなたの成長を見守る義務がある。だからときどきはちゃんと報告してね」と言われた。毎日学校に通う必要はないんだ。勉強は家で俺や母ちゃんが教えるし、たまに「元気でやっています」と学校に伝えた。中学に入ってからも同じやり方だ。教育委員会にも伝えて、ちゃんと承諾の文章ももらった。それでいいんだよ。

 「学校に来ないと落第させるぞ」なんていうのは、子どもを管理するための脅しにすぎない。公立の中学校が子どもを卒業させなかったとしたら、それは完全に憲法違反なんだ。

 憲法26条には、すべての国民が、「ひとしく教育を受ける権利を有する」と書かれている。子どもが学校へ行かないことは、単に権利を放棄しているだけであって、義務の不履行ではない。教育を仕事にしている人でさえ、26条を知らないよね。さらに言うと、子どもの側も「自分にどんな権利があるか」を調べていない。26条を読んでごらんよ。

俺の絵本は全部が「今」

――たしかに権利については、あまり考えていませんでした。まわりの人とちがう生き方をしていると、将来のことが不安になって、冷静に考ることができなくなってしまうんですよね。

 そういえば若い友だちから「五味さんの絵本は、つねに『今』なんです」と言われたことがある。言われてみれば、たしかに俺は「将来どうするか」を考えていない。過去もどうでもいい。興味の対象が、全部「今」なんだ。

 描いているときは、「前のページはこうだったから、次のページではこうしよう」なんていう、因果関係で捉えていない。描いている途中で、ふっと思いついたアイデアが、そのときそのときでかたちになっていく。

 子どもも、興味がずっと「今」に向かっているだろう。外を走りまわっていて、ふと地面を見たらアリがいた。そうしたらしゃがみ込んで、そのアリを見る。アリが葉っぱを運んでいるとか、穴のなかに入ったとか、すぐに関心が移っていく。ずっと「今」に興味があるんだ。

 「今」に夢中の子どもを、学校は社会化させて「将来」を考えさせている。中学生がなぜあれほど退屈な勉強を毎日しているかといったら、「いい高校に入るため」だろう。それで高校に入ったら、次は「いい大学に入るため」の勉強だ。それでいい大学に入ったら、今度は「いい会社に入るため」にがんばって、就職したら「老後のため」に備える。「将来のため」の生き方を、学校によって指導されているんだ。子どもたちは、どこまでいっても「今」を生きることができない。

――学校へ行くことで、大切なことを見失ってしまうのでしょうか。

 文科省がしている初等教育のカリキュラムって、本当にムダだと思う。科目の設定が不思議だし、今の時代にも合っていない。からだの話とか食べ物の話とか、大事なことを教えていないだろう。

大事なことは 学校で学ばない

 そもそも必要なことは、学校で学んでいないよな。たとえば「絵本を読む力」は、どうやって学んだのかな? 絵本を本質的に読めているのは、じつは大人ではなくて、ガキのほうなんだよ。

 『きんぎょがにげた』という絵本でいえば、「実際の金魚と、五味太郎が描いた金魚がちがう」ということを、ガキはちゃんとわかっている。水のなかにいる金魚が、水槽から逃げるのはヘンだろう。だけど大人たちは、それが読めていないんだ。家で飼っている金魚も、五味太郎が描いた金魚も、全部同じ「金魚」だと混同する。大人に「絵本を読む力」がないわけ。

 だから俺は、講演会か何かで話したときに、「読み聞かせをやめてくれ」と言ったんだ。そうしたら、その会場は読み聞かせをする大人たちが集まっていた場所だったから、シーンとなってしまった(笑)。

――『きんぎょがにげた』はとても有名ですが、五味さんにとって、「逃げる」とはどのような意味なのでしょうか?

 俺は「逃げる」ことを、かなり意識的に考えている。社会的に「逃げる」という意味でいうなら、「非国民」という非難を、甘んじて受けいれちゃうこと。歴史的に見て、国が「戦争です」と言ったら、戦争へ行く人がいっぱいいたわけでしょう。「お国のために」と行って、お母さんたちも子どもを兵隊に送り出していた。歪んだ社会の、歪んだ構造のなかで、みんなが選択してやっていたわけ。

 俺はその仕組みをどうにもできない。ただしそのときに、俺は、戦争へ行かない。それが社会的に「逃げる」という意味。今はウクライナイスラエルのことが、盛んに報道されているよね。だけどベトナムボートピープルや、ロヒンギャのことはどうだろう。

 毎日殺し合いが起きているのに、報道されていないことが世界中にある。自分がそれらを知ってしまったときに、いったい何ができるのか。「寄り添う」なんて言うけど、それってどうすればいいんだ。問題を解決しようにも、歪んだ世界にあっては、その解決方法も歪んでしまう。寄付をするにしても、自己満足でしかないかもしれない。

 だから戦争反対のデモ行進にしても、社会運動にしても、俺はやらない。運動が正義だという人もいるけど、俺は「逃げる」以外に、貫ける正義はないと思う。不登校新聞も、社会的な発信をしているよね。こんなことを言うともうしわけないけど、不毛なんじゃないかな。社会に訴えていくよりも、不登校を明るく報道したらいいんだ。

 「非国民」だったとしても、「あの非国民は魅力的だ」なんて言われるようにさ(笑)。国や学校の構造を変えようとするよりも、一人ひとりが明るく逃げようよ。

――ありがとうございました。(聞き手・古川寛太、茂手木りょうが/編集・喜久井伸哉/撮影・矢部朱希子)

【プロフィール】五味太郎(ごみ・たろう)
1945年、東京生まれ。絵本作家。『みんなうんち』、『きんぎょがにげた』、『さる・るるる』など450冊を超える作品を発表。世界中で翻訳出版され、子どもから大人まで幅広いファンに愛されている。サンケイ児童出版文化賞ボローニャ国際絵本原画展賞、路傍の石文学賞など受賞多数。